トリプルネガティブ乳がんになって再発した日記。

2016年3月、トリプルネガティブ乳がん少なくともステージIIIであることが判明しました。4月、ステージIVであることが判明、早速抗癌剤治療に入りました。2017年4月DIEP-flapという長時間にわたる手術を受け5月、がん細胞の病理とMRI検査の結果、見事に寛解したと思ったのもつかの間、9月に再発が確認されました。5歳の息子がいる育児ママです。

クリスチャンでトリプルネガティブ乳がんステージ4患者です。5歳の息子がいるので、なんとか生き残ろうとしています。

吉本幸恵さんが、2020年10月5日午後9時(EDT、日本時間11日6日午前10時)前、ワシントンDC市内のホスピスで、眠りの内に天に召されました。召される数日前まで、バイブルスタディーで聖書を教えていた方とお会いし、最後まで御言葉の種を蒔かれていました。メッセンジャーに残していた聖書の言葉は「受けるよりは与える方が幸いである」(使徒20:35)だったそうです。

4年前にトリプルネガティブの乳がん(ステージ4)が発覚、手術は成功しましたが、その後再発しました。今年9月12日からホスピスに入っていました。生前、万が一の時には「これまでの皆様の祈りと支えに心より感謝しています」と伝えてほしいと話していました。

遺されたご主人、5歳の息子さん、またご遺族のためにお祈りください。

このブログは、吉本さんが生前、自身の思いをつづったものです。彼女の証しとしてお読みくだされば幸いです。

吉本さんが、主イエス・キリストのみもとで安らかに眠られますように。

吉本さんの一友人

 今ホスピス生活も長くなり、たくさんの人達から愛を受けて過ごす中、まるで自分があの「ミュージカル キャッツhttps://youtu.be/pKH63cRJ3p4」の娼婦ネコにでもなっている様な感覚におそわれます(涙)。。

 娼婦ネコ-きっと彼女の人生にはいろいろな人に言えないような大変な事もあっただろう、でも今はすべての悩み苛立ち苦悩から解放されて天上の階段を昇り主にお会いし、その懐に抱かれ、永遠に輝き続ける、いまだかつてこの世しか知らない人間には見たこともない天国での暮らしが待っている。


 今の私もそんな様な気分です。いつ呼吸困難になって死ぬかもわからない。でも苦しみは極限まで緩和される中、私の霊はただひたすら天上の階段を上って輝かしい神の都へ辿り着くのだと思うと、感無量でもあります。

 このまま奇跡的に生かされれば主に感謝、昇天しても主に感謝、つくづく、「クリスチャンで良かった」と思っています。

 私は、このブログを読んで頂いたすべての皆さまが、主にあって救われる事を切に願ってやみません。
世の中にはいろいろな死生観がありますが、私のように、死を目前とすると、その先に待ち構える天上のパラダイス(2コリント12:4)へ行けるのかどうかが、大きな死を迎える気分の違いに繋がるのだと思います。

--私は以前、癌は現代病ではないかと書きましたが、
20世紀末期、そして21世紀初頭とそれぞれ20年生きて来た人間として感じる事は、イエス・キリスト無しでは生きられないような複雑かつ刺激的な超情報社会の最中に置かれて来たという事。そこの中にあって、いろいろな情報や生き方考え方に悩まされてしまったような気がしています。

  癌にならない為には、まわりがどんなに目まぐるしく変化していようと、決して変わることのない初めからあった神様の愛と真理の世界を最後までキリストにあって信じ、それに従って神と共に歩むようにして、思い煩い過去の未練などはすっかり脱ぎ捨て身軽にキリストと共に重荷を負って(マタイ11:28-29)、心の平安を得て生きていくことが今この混沌とした時代だからこそ本当に重要なことなのだと感じています。"May Peace in heart be with YOU!" 


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またまたグロテスクな写真ですみません。でもこんな状態でも鎮痛剤で痛みはある程度、抑えられています。


 

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お寿司屋さんのお話の続きです。実はお寿司を差し出してくださった数日後のこと、また本当にありがたいことに(皆いつ私が昇天するかわからないと思うから?)同じ高級寿司店から今度はいくらとウニ入りで再度差し入れをしてくださったのです。ーが、しかし、ここで滑稽ないかにも神様やるなという、小さな事件が発生しました。なんと、高級寿司の配達で、お醤油が入れ忘れてあったのです。ここはホスピス。醤油なんて手元にあるはずもなく、生寿司をお醤油なしでいただくのも勿体無くで、配達してくださったドライバーさんに「お醤油ないです」と連絡。。すると、本当に入れ忘れていたようで、「今から店まで戻って醤油取ってきます」と言われ、一時間ほどお寿司を目前にして待つことに。その結果、お寿司屋さん、お醤油とサービスでサビ抜きの鉄火巻も持ってきてくださいました。ちょうどその時、息子もホスピスにやってきたので、息子が鉄火巻きを食べることができて、これもちょっとした神様のはからいだったのかな?と思いました。息子もお寿司大好きのようです。もしお醤油が最初から普通に入っていたら、もう一時間以内に、全部のお寿司が我が夫婦の胃袋の中に入ってしまっていて、息子はお寿司にありつけなかっただろうと思っています(笑)。


そんなこんなで色々な人から差し入れや花束をいただいて、今までになく幸せな日々を過ごさせていただいているような気がしています。


一方で、時には、体の具合が悪くなったり、痛みを感じてナースコールボタンを押し続けてもナースが忙しくてなかなか来られないなど、大変なこともあります。

 でも、ここのナースの方々は皆クリスチャンで、「私達は魔法をかけてあなたを癒すことはできないけれど、あなたの痛みを軽減するためには全力で行うから、少しでも痛みがあるなら、増えているようなら、気軽に言ってほしい。痛みを抑える方法はいくらでもあります」と目に涙を浮かべながら言ってくださって、こうやはり、人と人っていうのは「愛によるつながり」を通して安心を感じられる、と思いました。本当にこんな今になってですが、人の愛がどんなに尊いことかと感激しています。

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